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自分にできること

建築構造設計について

心が豊かになる意匠デザインは、本当に素晴らしい。
その素晴らしい意匠建築のために自分ができる事とは・・・

「建物は、必ず安全でないといけない」という思いで

構造設計に取り組みをしています。

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木造建築物について
小規模な木造建築物は、4号特例という
便利な反面少しやっかいなものがあり、
確認申請手続きに計算書の添付の必用がありません。
そのため、実際計算をしてみると、想定される地震、台風に
対して、耐力不足となっている場合もあります。

建築基準法第46条の壁量計算を行っても
計算をしてみると、水平構面が足りていない、基礎の
​配筋が足りないということも、かなりの頻度であります。

​意匠:オイカ創造所/Aこども園


 

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耐震・耐風等級について
建築基準法で決められた構造強度に、さらに割り増しした
外力(地震や台風)に対して安全であるか確かめる
評価方法基準というものがあり、その中に
耐震等級や耐風等級があります。
耐震等級3、耐風等級2が最高の等級となります。
​最高というと大げさ
​聞こえますが、等級2.と等級3の違いは
​少しの安全率の違いだけです。

例えば長期優良住宅では
耐震等級2以上でないと認定されませんが
これまでに関わらせて頂いた建物のほとんどが
耐震等級3とすることができました。
地震だけでなく、昨今の台風被害も考慮すると

耐風性能についても
建築基準法で決められている基準風速では、被害を受ける可能性が大きく、
耐風等級も2とすべきでありますが
耐震等級3の建物は、すでに耐風等級2になっているか
あと一歩の場合が​多いです。

文書名20210128伊伝居ノ家図面_edited.png

​意匠:M一級建築士/Iの家


 

パース_edited.png

​枚方市 I町のいえ


 

耐震等級3 耐風等級2の建物
は特別仕様ではありません。
性能評価方法基準の仕様規定、許容応力度計算、
限界耐力計算、方法はいろいろですが、
仕様規定、許容応力度計算では、少しの工夫で
​設計できます。
これからの住宅の標準仕様になるべきです。

地震大国日本
いつか起こる避けられない地震。耐震設計を行うことで
建物の被害を少しでも小さくできれば
命、国の資産を護ることに繋がる。
本当に微力ながらもそう信じています。

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